開発秘話~ヤスナガ大先生の「キノコと松の実のスパゲッティ」編

2012.09.25

これまでの開発秘話は、企画部ヤマダさんの奮闘ぶりをご紹介してきました。今回は社内の誰もが認める「パスタの巨匠」ヤスナガ大先生です。実はとってもシャイなヤスナガ大先生。今回初めて取材に協力してくれました。

今回のパスタ新商品のオススメを聞いたところ、初めて導入したリングイネかと思いきや、口をついて出てきたのは「キノコと松の実のスパゲッティ」その心は?

「秋だからキノコを使ったスパゲッティをつくりたかった」という大先生。キノコを2種類入れることにしましたが、それだけでは味気ないのは明らか。イタリアではポピュラーなポルチーニ茸のソースを使ってみたのですが、味がきつすぎる。そこでマッシュルームソースにあっさり切り替えました。

しかし食感に物足りなさを感じた大先生。クルミか松の実を入れるアイディアが浮かび、悩むこと数秒。松の実に軍配が!その理由を尋ねると・・・「ほら、僕“待つの身”だからさ」と軽快かつ華麗なオヤジギャクを飛ばすヤスナガ大先生。 “本当”の理由を尋ねると「日本では松の実って高いんだけどさ、食感と味の深みを出そうと思ったらやっぱり松の実なんだよ!」真剣な表情を見せたかと思いきや、一呼吸置いて、「なーんてね(ニヤリ)。」照れ隠しなのでしょうか。

パスタの上にふんわり乗せた生ハムについて聞いてみると、「ローストした松の実の香ばしさと、生ハムの塩気が絶妙なんだよ~。」直感と経験で作り上げたパスタは、生ハムの鮮やかなピンク色が食欲をそそり、秋の味覚がたっぷりの最後まで食べ飽きないものでした。

開発秘話~「バゲットサンド 鴨とバジルのマッシュポテト」編~

2012.09.04

皆さん、新しくなったバゲットサンドはもうお試しになりましたか?まわりのサクッとした歯ざわりと中のふんわり感がアップした生地は、これまで以上に食べ応えがあります。でも新しくなったのは生地だけではありません。中の具材も進化しています。

以前、チョコミント・ドルチェプレッソの開発秘話で登場した企画部のヤマダさん。実はドリンクだけでなく、フードの商品開発も担当しています。今回ヤマダさんを悩ませたのは、バゲットサンドの具材。秋のメニューということで、どうしてもをメインにしたかったのですが、なにゆえespressamente illyで鴨肉を扱うのは初めての試み。試行錯誤の日々が始まります。

ヨーロッパではお肉に甘味のあるフルーツソースを合せるのは一般的。鴨肉とオレンジソースの組み合わせはよく見られます。まず、秋が旬のリンゴやイチジクを試しました。しかしどちらも甘さが際立ちしっくりこない。

そこで原点に立ち返り、イタリアらしいバルサミコ酢をベースに、相性のいいフルーツを探していくと・・・ありました!ブルーベリー。これで、鴨のパストラミにあわせるオリジナルのソースが出来上がりました。

でもそれだけではお腹いっぱいにならないことに気づいたヤマダさん。肉料理と相性のよいマッシュポテトを挟んでみました。「悪くないんだけど・・・」見た目も味もシンプルすぎたようです。そこで、目の前にあったバジルソースを、おもむろにマッシュポテトに練り込みました!実はこのバジルソースバジルオリーブオイルの香りがアップした、できたてほやほやのリニューアル品だったのです。

バジルのマッシュポテトをバゲットに挟んでみると・・・合う!?バジルの緑色も鮮やかで食欲をそそります。

こうして新商品「バゲットサンド 鴨とバジルのマッシュポテト」が完成しました。たくさんの「新しい」が詰まったバゲットサンドをぜひお試し下さい。

開発秘話 チョコミント・ドルチェプレッソ

2012.07.20
今シーズンのドルチェプレッソ、みなさんもうお試しになりましたか?
第4弾の今回は、チョコミント味
チョコレートソースillyのカフェラテを合わせ、ミント風味のホイップクリームをたっぷり絞りました。

イタリアではお茶やグラニタ、ソーダ、タブレットなど、
爽快感をもたらしてくれるミントは夏の定番として人気があります。
そんなミントの爽やかさを引き立て、コクと甘味で満足感を与えてくれるチョコレート。
このコンビネーションに惚れ込むチョコミントファンは後を絶ちません。

そんな熱烈チョコミントファンの一人でもある、illy事業部のナガイマネージャーの熱いプレゼンが商品開発部の心を動かし、ついに商品化が決定したのです!!

ドルチェプレッソの定義

 

「illyのエスプレッソを使用した、スイーツを思わせる“食べるドリンク”」

 チョコミントの風味を最大限に生かしつつ、エスプレッソ特有の旨み・ほろ苦さをどう引き立たせるか、商品開発部のヤマダさんの試行錯誤の日々が始まりました。

試作品① とりあえず手に入ったミントシロップで作ってみた!
結果: 集まったシロップはすべて無色透明。味はするけど見た目魅かれない・・・

試作品② 主にカクテルに使用されているミドリ色のシロップに注目!使ってみた!
結果: 綺麗なミドリ色を出すことに成功。

試作品③ ホイップの発色をよくするためにミントシロップを増量してみた!
結果: 海外のお菓子のような強烈ミント味になった。
 熱烈ミントファンにはたまらないが、そうでない人には歯磨き粉にしか感じられない・・・  せっかくのエスプレッソの風味も消えてしまう。

試作品④ チョコミント味を謳いつつ、実際はチョコを使わずにエスプレッソでそれを表現してみた!(illyのエスプレッソは甘味を加えると「飲むチョコレート」のようになります。)
結果: やっぱり無謀だった。さすがのillyエスプレッソも、ミントと一緒だとチョコレートにはなりきれなかった・・・

試作品⑤ チョコミントのチョコにチョコチップを使ってみた!
結果:食感はいいけれど、なんだか見た目がテントウムシみたいで食欲がわかない・・・

多くの社員に試飲してもらい、ミント風味の強さを調節した結果、illyのエスプレッソを感じつつもふんわりミントが香るドルチェプレッソが完成したのです!!!

ヤマダさんからのメッセージ
「まずはホイップクリームだけ味わった後、ホイップクリーム・液体・チョコソースを良くかき混ぜて召し上がって下さいネ!」

 

暑い中ちょっと頑張った自分へのご褒美にいかがですか?

 

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