この夏espressamente illyイチオシのパスタは、「アーモンドとチェリートマトの冷製スパゲティ」。
カペッリーニ（極細パスタ）、小海老、チェリートマトを特製トマトソースで絡めました。アーモンドをたっぷりとトッピングするのは、シチリア島の「トラーパニ」という町のスタイル。
食欲が落ち気味の夏でもさっぱり食べられる、トマトとバジルの香りが広がる冷たいスパゲティです。

※販売時間：11:00～
※一部お取扱のない店舗がございます。詳しくはespressamente illyのウェブサイトでご確認ください。

3月8日は「ミモザの日」。国連が定める「国際女性デー」として知られるこの日ですが、イタリアでは男性から女性に黄色いミモザの花を贈る習慣があります。送る相手はマンマ（お母さん）でも、ノンナ（おばあさん）でも、モーリエ（奥さん）でも、ラガッツァ（ガールフレンド）でも構いません。イタリアの街中は黄色で溢れ、可憐なミモザを手にした女性の姿があちこちで見られます。この日ばかりは、女性たちは日頃の家事や育児、仕事から解放され、羽を伸ばします。日本ではお馴染みの「女子会」があちこちで繰り広げられるのです。

espressamente illyでは、この春らしいミモザをイメージした「パニーノ　チキンとカルチョフィのタルタル」をご用意しています。カルチョフィとはイタリア語でアーティチョークのこと。イタリアではポピュラーな食材です。そして3月31日はイースター（キリスト教の復活祭）。イースターといえばタマゴですね。イタリアの街中は、タマゴをかたどった商品やディスプレイで埋め尽くされます。柔らかな国産チキンのスライスに、カルチョフィ、たまごをあわせたバジル風味の自家製タルタルソースを挟んだサンドイッチ。そして「桜海老のクリームソース･タリアテッレ」もオススメです。魚介の旨みがつまった旬の桜海老を、オリジナルクリームソースとあわせ、タリアテッレと絡めました。（一部取扱いのない店舗がございます。）ぜひランチでイタリア気分を味わってみませんか？（パニーノ、タリアテッレとも販売時間11:00～）

これまでの開発秘話は、企画部ヤマダさんの奮闘ぶりをご紹介してきました。今回は社内の誰もが認める「パスタの巨匠」ヤスナガ大先生です。実はとってもシャイなヤスナガ大先生。今回初めて取材に協力してくれました。

今回のパスタ新商品のオススメを聞いたところ、初めて導入したリングイネかと思いきや、口をついて出てきたのは「キノコと松の実のスパゲッティ」。その心は？

「秋だからキノコを使ったスパゲッティをつくりたかった」という大先生。キノコを2種類入れることにしましたが、それだけでは味気ないのは明らか。イタリアではポピュラーなポルチーニ茸のソースを使ってみたのですが、味がきつすぎる。そこでマッシュルームソースにあっさり切り替えました。

しかし食感に物足りなさを感じた大先生。クルミか松の実を入れるアイディアが浮かび、悩むこと数秒。松の実に軍配が！その理由を尋ねると・・・「ほら、僕“待つの身”だからさ」と軽快かつ華麗なオヤジギャクを飛ばすヤスナガ大先生。 “本当”の理由を尋ねると「日本では松の実って高いんだけどさ、食感と味の深みを出そうと思ったらやっぱり松の実なんだよ！」真剣な表情を見せたかと思いきや、一呼吸置いて、「なーんてね（ニヤリ）。」照れ隠しなのでしょうか。

パスタの上にふんわり乗せた生ハムについて聞いてみると、「ローストした松の実の香ばしさと、生ハムの塩気が絶妙なんだよ～。」直感と経験で作り上げたパスタは、生ハムの鮮やかなピンク色が食欲をそそり、秋の味覚がたっぷりの最後まで食べ飽きないものでした。